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| 夢枕とは? |
【概要】
日本の神社には、さまざまな縁起物がありますが、こちらでは、東京都文京区にある妻恋神社の夢枕を紹介します。
夢枕とは、和紙のに印刷した絵のことです。内容は鶴と亀の構図となっている「福壽鶴亀」と、七福神の乗った宝船「七福神の乗合寶船」の2枚が入っています。1枚あたりの大きさは、ほぼB5サイズです。
この夢枕は、毎年、元日に妻恋神社で販売されています。
夢枕に関しては、2枚の版画が収められている、やはり同様の和紙の封筒(?)には以下のように書かれています。
○夢枕の起源
正月二日の夜、「福壽鶴亀」と帆の真中に「寶」と染めぬいた「七福神の乗合船」の絵を枕の下に敷いて寝ると、右の※ 「一富士二鷹三なすび」のいずれかの吉夢を見るといわれていた。
※注 右・・・とは、本袋には右に「夢占いの起源」と言う記述あり。
また、本引用は、2007年の元日に入手した夢枕にはこのような記述であるが、2008年以降は、記述内容が変更となっている。
正月二日という記述になっていますが、よい初夢を見るのに用いる縁起物ですね。
ついでに初夢をウィキペディアで調べてみたら、なんと「新年のある夜に見る夢
」と書いてありました。え!? ある夜・・・とさらに読んでいくと、「現代では、元日(1月1日)から2日の夜、または、2日から3日の夜に見る夢とされることが多い。」と書いてありました。なるほど、初夢ってこと自体があいまいな定義なんですね。日程的な幅を持たせる事で、「初夢見なかった・・・」という人たちを救おうという心遣い。正月早々、ありがたい限りです。
なお、この夢枕ですが、妻恋神社のたて看板を読むと、
「戦災で焼けたと思われていたが昭和五十二年十二月に摺師の家で見つかった。」と記されています。
なお、夢枕には、「摺師 梅原 勇」「版元 ゆしまの小林」と記載があります。
毎年、妻恋神社には初詣に行っておりますが、夢枕を紹介していきたいと思います。
※構図版権:妻恋神社
【期間】
2009年12月~ 毎年更新? |
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妻恋神社の入り口。妻恋坂というかなり狭い道路に面しているのですが、鳥居は完全に道路に出てしまっています。
(撮影:2009年12月20日)
撮影が年末であったために、既に正月の準備といったところです。鳥居につけられた提灯と門松が、季節を感じさせます。 |
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こちらが、本殿です。小さいな建物です。写真を撮ったのが夕方であったため、提灯に灯がともり、なんとも幻想的です。 (撮影:2009年12月20日) |
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これが、入り口にあるたて看板です。
日本武尊と弟橘姫を祭ったのが妻恋神社の起こりと書かれています。
日本武尊が東征の際に暴風雨にあい、妃の弟橘媛が身を海に投げて海神を鎮め、尊の一行を救ったというお話は関東地方には数多く残されています。その他にも、弟橘媛の櫛や着物が流れ着いたという地には、遺品を祭った吾妻神社という名の神社があります。
日本の神話などの共通性を感じて、ノスタルジックになってしまいました。 (撮影:2009年12月20日) |

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こちらは現代の妻恋の地名が残る妻恋坂の交差点。蔵前橋通から452号を上野方面に向いて撮った写真です。
この下には地下鉄千代田線が走っており、先には湯島天神に近い湯島駅があります。
この後ろ側を行くと神田明神下。野村 胡堂原作の捕物帳「銭形平次捕物控」に出てくる岡っ引の平次が住んでいる設定の場所ですね。東京にも面白い場所がまだあるものです。
(撮影:2009年12月20日) |
夢枕も毎年購入してみると、年によって若干の違いがあることが判明してきます。
特に、2007年と2008年以降では、夢枕の入っている封筒のデザインやそれぞれの絵のサイズなどが変わっており、興味深い点があります。
このタイミングで何かあったのでしょうか?
・2007年→2008年:何かの転換期
・2008年:試行、切替期
・2009年~:安定期
と言う感じでしょうか?
確かに、封筒に記載されている内容を読むと、
昭和の時代の摺師・梅原勇氏宅に保存されていた木版画よりこの構図を復元することができ
と記載されており、保存されていた版木によって摺ったものとは記載されてはいませんね・・・。とはいえ、毎年この夢枕を手にすることを楽しみにしています。
残念ながら最近の夢枕は印刷である感じは否めませんが、毎年の縁起物であるので、ありがたくいただきましょう。
なお、「印刷」と表現しているのは、私の私見であり、公表されている内容ではありません。 |
| 【2010年】 |

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2010年の夢枕です。残念ながらあまり寝られなかったので、夢を覚えていません・・・。
さて、2010年の夢枕ですが、「福壽鶴亀」の鶴の羽に印刷のドットが目立ちます。同様の現象は、宝船の弁財天の顔にも現れています。印刷はいたしかたないのですが、もう少し元絵の処理をお願いしたいところです。
封筒は2008年と同じデザインです。 |
| 【2009年】 |

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2009年の夢枕です。この夢枕で、縁起のよい初夢を見られました。
さて、2009年の夢枕は、やはり赤が異なっています。ずいぶんと薄い感じを受けます。また、亀の甲羅は金色がもどり2008年とは異なる印象があります。封筒は2008年と同じデザインです。 |
| 【2008年】 |

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2007年から封筒のデザインが変わりました。夢枕の字が大きくなりました。また、2007年に比べて、赤が濃くなっています。また、緑も濃くなっています。亀の甲羅をあらわす金がこの年に限っては、濃い緑にて表現されています。
2007年と2008年を並べてみると、ずいぶんと異なっている点が見受けられます。
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| 【2007年】 |

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2007年の元日にいただいてきた夢枕です。これで、見た初夢がどのようなものであったのかは、既に忘れてしまいました。
2007年の夢枕の特徴は、赤の発色と金色の鮮やかさです。特に「福壽鶴亀」の上部の赤はとてもきれいです。また、画像ではわかりずらいかもしれませんが、亀の甲羅を表現している金がきれいに出ています。 |
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